日本で売買できる仮想通貨は全部で13種類あります。どれを選べばよいのか迷う人も多いことでしょう。どのような視点でチェックするのかによって、選ぶべき仮想通貨は異なるため迷うのも無理はありません。
そこで今回は仮想通貨の選び方として、そのチェックポイントを詳しく説明します。
日本で取引ができる仮想通貨は2020年9月時点で13種類あります。そのうち、どれを選べばよいのか迷う方もいると思います。
そこでどの仮想通貨を選べばよいのか、そのポイントをご紹介します。その前に、そもそもなぜ仮想通貨を購入するのかを考えてみましょう。
仮想通貨は海外サービスへの支払いに使える決済手段となりますが、多くの場合はその値動きによって得られる利益が目的ではないでしょうか。
つまり仮想通貨は「投資対象」として取引されることが多いということです。となれば仮想通貨の選び方はすなわち、「いかに稼げる仮想通貨を選ぶか」というのがポイントになります。
その視点に立って、チェックすべきポイントをふまえた上で仮想通貨の選び方をご紹介します。
まず仮想通貨の選び方として大事なポイントは、「換金性の高いもの」を選ぶということです。たとえば保有する仮想通貨の価格が上昇したとします。そこで利益確定のため売却するとしましょう。
もし、市場での流通性が低いとなれば、買い手がなかなかつきません。つまり売りたい時に売れず、やがてその仮想通貨の価格が下落することもありうるということです。
逆に仮想通貨の価格が上昇し始めた時に購入しようとしても、売り手が少なければなかなか購入することができません。やがて価格だけが大きく上昇して購入単価が高くなってしまうことにもなります。
高く売りたい時に売れず、安く買いたい時に買えなければ、利益を出すのは難しくなるでしょう。
2018年4月10日に一般社団法人日本仮想通貨交換業協会が発表した仮想通貨の日本における取引量に関するデータがあります。少し古いデータにはなりますが、2020年9月時点でも適用されるのではないかと思います。
下記のデータは現物取引におけるものとなります。
1位 BTC(ビットコイン)10兆4975億3164万円
2位 XRP(リップル)1兆2822億5340万円
3位 ETH(イーサリアム)5348億244万円
4位 BCH(ビットコインキャッシュ)2885億59万円
5位 LTC(ライトコイン)1109億3766万円
つまり流通量という視点で選ぶなら、上記の5つの仮想通貨がおすすめと言えます。
仮想通貨の取引は「仮想通貨取引所」で行います。仮想通貨取引所はいくつもありますが、それぞれセキュリティの安全性や手数料、流動性などが異なります。
同じ仮想通貨を取引するのであれば、人気の高い仮想通貨取引所を利用したいものです。そこで、仮想通貨の選び方としては、人気のある仮想通貨取引所で扱っているものを選ぶという方法もあります。
2020年9月時点で人気の高い仮想通貨取引所は、以下のとおりです(価格.comより)。
1位 Coincheck(コインチェック)
2位 SBI VCトレード(エスビーアイブイシートレード)
3位 GMOコイン
4位 bitFlyer(ビットフライヤー)
5位 DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
この5つの仮想通貨取引所で共通して扱っている仮想通貨は、以下のものとなります。
つまり、人気の高い仮想通貨取引所で取引をするという視点から選ぶとすると、上記の3つの仮想通貨に絞られるというわけです。
仮想通貨はそれぞれ価格の上昇率が異なります。比較する期間を変えれば、上昇率の高い仮想通貨も異なるでしょう。
そこで短期売買をすることを前提に考えて、直近の価格上昇率が高い仮想通貨を選ぶという方法があります。
2020年7月は多くの資金が仮想通貨市場に流れ込みました。この1カ月における上昇率を参考に、今後の値上がりが期待できる仮想通貨を選ぶとよいかもしれません。
2020年7月の価格上昇率は次のようになっています。
つまり、これから短期間で利益を出す目的で選ぶとすれば、上記の仮想通貨がおすすめです。
日本では仮想通貨といえばビットコインが有名です。しかし視点を変えると、選ぶべき仮想通貨は決してビットコインのみではないことがわかります。自分が何を重視するのかに応じて、どの仮想通貨を選ぶのかを考えるとよいでしょう。
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